自衛隊で体験したこと

元から霊感とかには縁がなくて、こわい系の話にもあまり興味を持てないのですが。。。
むかし国営の防衛集団に勤めていた頃のことです。

自分たちの居室は階段を上がった通路を右に曲がり、すぐの左の部屋。
01
すぐ左とはいっても、中隊長と班長たちの部屋がありその隣。
一番入口よりの右側が僕のベッドでした。
赤く塗りつぶしたところです。
部屋の外側に頭を向けるので、寝るときには消灯後でも階段の明かりがうっすらと見えました。
部屋の扉は開けたまま就寝します。

いつものように消灯ラッパが鳴り、点呼就寝となりました。
何人かはエロ本持ってトイレに歩いていきます。

30分くらい経っても眠れなかったのかな
ただ、なんとなく
ただなんとなくですよ、目を開けてみると出入口の外に人影っぽいのが見えたんです。

寝ている位置から見えるのは、扉の外の廊下、向かいの部屋の壁、階段のちょっとした照明から洩れてくる光。
暗がりでハッキリ見えない中よくよく眼を凝らして見ると、制帽を被っているように見えました。
兵隊さんにはお約束の、独特の形状の帽子です。

幹部か誰かが見に来ているのか?
当直でも立っているのか?
目が慣れてきたせいか首から下も見えてきました。

やっぱり制帽を被って、制服も着用している様子。
しばらく観察しました。
ほんとにそこに立っていれば180はありそうな感じ。。。
体格もいい感じ。。。
しかし微動だにしない。

02

いままでそれ系のモノは見たこともないし、肩が重いとか寒気とかも感じたことないのになんで見えるかね?
廊下向こうの壁に映った影でもなし。。。
やっぱり誰か立っているように見える。
これが低覚って状態なのかな?などと色々考えてもやはり見える。

しかしいくら見てもそれ以上ハッキリ見えないし、動くわけでもないし
いつの間にか眠ってしまいました。

翌日、驚きました。
ベッドは2段になっていて、僕の上に寝ていたやつが言ったんです。

「なぁなぁ昨日の夜、そこに誰か立ってたやろ?」
「扉んとこに制服着たのが立っててん」
「体格よさそーな、誰も見てないん?」

他の連中に話しかけていました。
ビックリしたし盛り上がる流れだったけど、たいして仲のいい奴じゃなかったんでスルーしました。

けど、ベッドの上と下で同じように人影が見えてたんですね。
あれはなんだったんでしょうか