地デジとかエコポイントとか-1

もう何年前になるか、小学生だった頃に携帯ゲームが爆発的に流行り「液晶」と言うものを知った。
その構造から察するに、消費電力の小ささや寿命を感じた記憶がある。
少し遅れて、NHKがハイビジョンの薄型テレビを発表していた。
その厚さ6ミリ。
そんな事に感心を示すのもクラスの中では自分くらいのものであった。
やがて壁に掛けられるテレビや、ポケットに入れられるテレビが出来るであろうとワクワクしたものだ

買う気満々だったのに、待てど暮らせど発売されるテレビはブラウン管のモノばかりで、初めて購入したのはビクターの製品であった。
幼い頃に薄型テレビの夢を見た頃から7~8年後のことで、4畳半に29型ブラウン管を置いた。

結局、液晶テレビが一般家庭にテレビとして普及を始めるのは更に20年近く後になる。
その間、家電の表示部にセグで使用されたり、自動車に使われたり、セグではなくドットでの表示が可能になると色々な機器に搭載され英語での表示を見るようになる。
この頃になると、バックライトが付いているのも珍しくなくなり、カラーでの表示出来るものを目するも解像度が今ひとつ
有名な話しではあるが、国産高級車に使用されるはずだったフルカラーの液晶画面がパチンコに使われてしまった。平和の麻雀物語である。
やっと生産がはじまりコスト高のカラー液晶を使うのだから、出来ればユーザーの声が返ってくる所に使うべきではないか?とも思うが、生産数が限られている新製品の取り合いは企業間でそれなりのやり取りがあるんだろう。
そりゃ、高く買ってくれる企業に売るのが当然って話ではないだろうか。

この頃「ラップトップパソコン」と言われる形のパソコンへカラーの液晶が搭載される。
ノートパソコンの仲間みたいなもので持ち運びにはキツイけど、プリンター搭載の機種もあった。
ノートパソコンと混同するが10インチ程で白黒の機種や、初期のものではもっと小さい画面の機種を見た気がする。
50万円以上の高価なパソコンであったが、それなりにウけたようだ。

液晶画面は暫らくパソコン用モニタとして生きる事になるが、大型の液晶が製造できなかったのが原因だったらしい。
理論上では可能でも、実際に製造すると使える代物にはならなかったのであろう。
パソコン用モニタとしても、長い間15インチばかりで解像度も1024x768のXVGAが主であった。
もちろんそれよりも低解像度の製品もあったが、12~15インチXVGAまで早かったにも関わらず、足踏み状態が長かったように思う。

液晶画面で気になるのは、1つ1つの粒や残像ではないだろうか?
初期の白黒液晶では、微妙に縦長の長方形だった気がする。
カラーになってからは菱形のモノも目にした。
しかし1つ1つの粒が大きく間隔が広い為、真っ黒の溝が目立ってしまう。
とても「美しい」とは言えなかった。そして速い動きだとボケた映像が映し出される。

大型が製造できない、1つの粒が目だってしまう、速い動きに対応するため反応速度を上げなければならない等、一般家庭の「テレビ」に取って代わるには問題があった。
それでも製品として生き続けたのは、それ相応の魅力があったからだろう。
開発するメーカーにしてみれば、「薄くて軽くて美しいテレビは間違いなく売れる。絶対に他社よりもいい製品を作る。消費電力も抑えられて環境にも優しいではないか」と多額の開発資金を投じたのかも知れない。
今思えば、その反動がノートパソコンに乗っていたとするなら50万円を超える価格も納得できる。

21世紀へ突入したからか、携帯電話がモノ凄い勢いで進化する。
デジタルへの移行が始まると、端末の小型化、音声の向上、インターネットへの接続、そして表示部の液晶画面、それまでの粗いモノクロ液晶からカラーへと移行する。
当初、相変わらずの粗い表示だったが次第に解像度が上がりまさに精彩
パソコン用のモニターも20インチを超え解像度も上がっていった。

携帯電話のデジタルへの移行は納得していた。
レコードがCDへ変わったように、コードレス電話さえも親機子機の通信はデジタルで処理していたように、何かと便利で何かと都合がよく、消費電力も抑えられるデジタル。
しかし、3インチ程度の液晶画面でフルカラー、しかもVGAと言われる解像度になるまでにこんなに時間がかかるものなのか

幼い頃に見たNHKの薄型ハイビジョンテレビはアナログで、いつの間にか消えた製品。
ブラウン管で超高額のハイビジョンテレビが販売されていたが、肝心のハイビジョン映像が無いので全くの宝の持ち腐れだったのではないだろうか?
漫画で言うとスネ夫あたりが自慢したい為だけに買ってそうなものである。

テレビ放送も地デジと言われるデジタル放送へ
衛星放送もアナログからデジタルへ
当然の流れだとは思うが、これが戦後「奇跡の復興」を遂げた日本の進歩なのか
戦後25年後に生まれた自分は、全く戦争を知らない
もちろん平成生まれの成人たちも知らないであろう。

すこし戦争が絡んで脱線したが、初めて薄型テレビを見てから25年
一般家庭向けにも30インチ以上の液晶テレビが販売され、ようやく一般に普及を始めた液晶テレビ
他にも消費電力の低さを押し出している、いわゆるエコ家電。
その購入の際に適用されるエコポイント

今が買いなのか?待てなのか?それともスルーするか?
また後日記したいと思う。

※8月なので戦争が頭をよぎってしまうのですが、すべて個人の曖昧な記憶と主観です。

05 8月, 2009